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【それだけ】起居動作時の肩の疼痛軽減⁉

はじめに

こんにちは、taiです。ふと、ブログで何か臨床ですぐに役立つことないかな~と考えていると、舞い降りてきました。。

それだけ?シリーズ!!

臨床において、たったそれだけ??というアイディアで患者・利用者様を良くするという情報を経験を元に発信していくシリーズです!(若干、ブログで書くほどの内容でないかもしれませんがご容赦ください。。。)

ちなみにすでに、以前書いてあるのものもご確認いただけると幸いです。⇒【それだけ?】筋力アップの裏技!柔軟性改善も!

本日は、タイトルにもありますように起居動作時に肩の痛みを訴える方に対してのアプローチ方法です!

内容

さて、早速本題に入ります。何をして痛みが軽減されたでしょうか?

皆さんも、今回お話しする方法を実施されている方も多くいらっしゃるかと思います。ヒントは環境にアプローチすることです。

もうお分かりの方もいるかとは思いますが、、実施した方法は…起居動作時に起き上がる向きを変えた!だけです!!

えーー、「それだけかよー」、「知ってるわー」とご批判がくるかもしれませんが…すみません、それだけシリーズなので許してください。笑

今回のケースは訪問リハの利用者様で起居動作時に左肩の痛みを訴えていました。元々、脊柱の後側弯や、骨折による脚長差などで整形疾患を多く有し、高齢ということもあり、オペは非実施で車いすで生活しておりました。

介入初期では左肩の痛みは訴えていませんでした。しかし、利用数か月で急に「起き上がる時に左肩が痛い」との訴えあり、肩周囲の広背筋などの固さなどありましたが、さすがに週一回の利用で毎日実施する動作の質を変えるのは、非効率的だと考えました。そこで環境を変えた方が効率的かと思い、ベッドの向きを変えて右から寝起きができるように変更しました。すると、翌週には左肩の疼痛は軽減し寝起きも楽とおっしゃっていただけました。

今回のように、日常生活において起居動作や自宅内の動く導線はほぼ決まっていると思います。よって、体も動くパターンや負担のかかりやすい部位もおのずと決まっていきます。もちろん、脳卒中の方では麻痺の影響で簡単に向きを変えることはできず、動作の質を求めていく場合もあります。また、訪問リハや生活期において、環境にアプローチすることは優先度として高いですが、だからといって機能面をみないという訳ではありません。その方の病態や生活環境を共にみながらどちらがよりよいか考えながらアプローチしていけると良いかと思います。

※訪問リハの場合は、必ず生活状況を把握しているご家族様にも確認をとり、その他の変わる部分[車いすの移乗も寝起きが逆になると反対になる等]に関しても評価をしておくことが重要になりますのでご注意下さい。

まとめ

いかがだったでしょうか?本日は、起居動作時の肩の疼痛軽減のために、ベッドの向きを変えることで疼痛軽減が図れました。これは、生活期だけでなく病院でも同様のことが行えるかと思います。日常生活でその方の動作パターンを見つけ出し、環境面や機能面に介入していけるように、一緒に頑張っていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それだけ?シリーズ

1.【それだけ?】筋力アップの裏技!柔軟性改善も!

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