患者様・ご家族向け

楽にできる起き上がりのコツ

はじめに

こんにちは、taiです。

本日は、ベッド柵を使わなくても起き上がりが簡単に行える方法をお伝えします。起き上がりの方法はいくつかありますが、個人的に行いやすい一例をお伝えしますね。この方法を行うだけで、腰痛の軽減や筋力強化にもなり得るのでぜひ実施してみて下さい。今回は左片麻痺を想定して実施しています、

内容

初めに枕の高さは顎が軽く引けるようにタオル等で調整します。同時に肩甲骨の下にもタオルを入れておくと、動作が行いやすくなります!次に両手を組み、そこから更に肩甲骨を天井に近づけるようにグッと引き出します。脳卒中の方も肩の痛みがなければ、両手を左図のように組んで行えると、麻痺側の肩周りもしっかりします。

脳卒中の方で肩の痛みがある方は胸の前において左図のように行ってください。今までベッド柵等を引っ張ってきた方は特に肩甲骨が前に転がっていくのが大変だと思います。できるだけ顎を引いて肩甲骨を前に転がすように心掛けて練習して下さい!初めはここから寝返り練習だけでも大丈夫です。

次に顎を引き頭を持ち上げながら体幹を回旋していき、肘がついたところで、頭と左肩が右肘の直上にくるまで持ち上げて下さい。※とにかくお腹の筋肉[腹筋]を意識して肘がつくまでゴロンと転がるように行うのがポイントです。

また、肘がついたタイミングでグイっと足をベッド端に振り出します。勢いがついてると足は降ろしやすいと思います。麻痺側[ここでは左足を想定]も動かすのが大変な方は右足で引っかけておくと良いかと思います。

最後は左手でベッドを押して座位を完成させます。座位から背臥位までは、この逆で、肘をついてゆっくり肩⇒頭の順で仰向けになりましょう。多くの方が仰向けになる際、バタンとしてしまいがちですが、とくに顎を引いてゆっくりを意識して行うとお腹の筋肉が効果的に働きますで、そちらもできるだけ実施してみて下さい。

まとめ

以外と今回お伝えした方法ならベッド柵を用いなくても行える方もいらっしゃるのではないでしょうか?もちろん、今まで行っていた方法と違い腹部の筋肉をたくさん使ったりするので難しい方もいらっしゃるかもしれません。初めは寝返りからでもよいので実践してみると少しずつ動かしやすい身体になるのと思います。

いかがだったでしょうか?ベッド柵等を用いて起き上がりが自立されているのは、大事なことです。しかし、更にベッド柵を引っ張らないで起き上がりができると、より動かしやすい身体になります。起き上がりは何度も日常生活で行う動作の為、今回お伝えした方法が反復して行えるようになると、どんどん動かしやすい身体になっていくと思います。是非、挑戦してみて下さい!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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