sono1【可動域獲得】
・最大背屈の獲得
-部位①:屈筋支帯とアキレス腱間リリース
-部位②:アキレス腱周辺リリース
やり方:治療部位を摘み、他動背屈を繰り返し、抵抗感がなくなるまで反復
・最大底屈の獲得
-部位③:伸筋支帯リリース
やり方:伸筋支帯を摘み、抵抗感がなくなるまで底屈+外反を反復
sono2【自動可動域の向上】
・下腿内旋
内旋筋の促進(半腱様筋、半膜様筋、薄筋)
内旋制限の改善(腸脛靭帯、大腿二頭筋、長母趾屈筋、ヒラメ筋、腓腹筋)
・距骨下関節回内
回内筋の促進(長短腓骨筋、長趾伸筋)
回内制限の改善(前脛骨筋、後脛骨筋、長母趾屈筋、ヒラメ筋)
・下腿内旋運動
やり方:足関節を最大背屈し、踵を支点として足関節を内旋させる
・ニーアウトスクワット
やり方:足関節中間位でスクワットする、母趾球荷重を多も保ちつつ股関節を外旋させて膝を外へ開く、その後膝を伸展させ、スクワットする
・サイドランジ
やり方:足部を前方、膝を矢状面に対して外側に30-40度に向ける。舟状骨と内果が接近することを確認する
sono3【底屈筋力向上】
・カーフレイズ
やり方:母趾球荷重を保つように意識してカーフレイズを行う。最大背屈位での母趾球荷重の有無を確認する
・コンビネーションスクワット
やり方:ハーフスクワット肢位で母趾球荷重をしながらカーフレイズを行う。最大背屈位での母趾球荷重の有無を確認する
sono4【バランス能力向上】
・Star Excursion Balance Test(SEBT)
やり方:検査足を軸足として反対側を8方向へリーチする。
評価:リーチ距離は棘果長で正規化する。下腿外傷発生リスクとの関連性が示唆
【まとめ】
捻挫後はアイシングと固定が基本的な処置となります。
捻挫後は1か月で80%ほど筋力は改善しますが、3か月までは健康な足と比べて低下しているようです。
まずは「前編:評価」で、①背屈位で安定(Knee swing)②隣接関節の連動、③正座でのアライメントをチェック!
「Bad」を「good」に変える!
そして、その状態でバランスや運動が行えるか?、、、をチェックしながらトレーニングしてみてはどうでしょう?
また、捻挫に悩んでいる人は、スポーツ歴(サッカー・バスケ)、女性(ヒール)に多いのではないですか。