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体幹を弱くする要因とは?

はじめに

・体幹を強くする方法はよく聞きますが、体幹を弱くする方法はあまり聞きません。
・そこで、体幹が弱くなる身体の状態や、状況について調べてみました。

 

体幹とは?

・体幹には、インナーマッスルとアウターマッスルがあります。

①インナーマッスル
→腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋などの4つの連結した壁で囲われています。
→収縮すると(コア)内圧が上昇し、脊柱を安定させます。

 

②アウターマッスル
→脊柱起立筋、腹直筋、内外腹斜筋などインナーマッスルの外側にあります。
→関節運動を行うため、関節が不安定になりやすくなります。

 

※インナーマッスルとアウターマッスルの関係性
良好:インナーが関節を安定させ、アウターが動きを作る
不良:インナーが弱く関節が不安定に、アウターが強すぎて関節に負担となる

 

 

体幹を鍛える意味とは?

・体幹の筋(インナーマッスル)は、四肢運動に先行して活動します。
・また全身の筋は筋膜で連結しているため、コアが安定しないと、四肢の筋の緊張が低下してしまいます。

・そのため、インナーマッスルを活動させ、コアを安定させることは四肢運動を強化することになります。
・コアの安定化は、体の「エンジン」「発電所」と称されるのです。

 

 

体幹機能(コアの安定化)が弱まる時とは?

①結合組織の剛性が高まり過ぎているとき
→(過剰な固定部位がある)
②痛みが強いとき
③アウターマッスルが優位な時
④平均台の上など、狭い場所にとどまるとき

 

 

過剰な固定部位を作って、体幹機能を弱くしてみよう!

①まずは、現状の体幹能力をみてみましょう。

↓↓方法↓↓

 

 

②つぎに、体幹能力を弱くする方法を実践してみましょう。

 

③さいごに、②を実施した直後、①と同じ方法で体幹能力が弱くなったかみてみましょう。

※コアの機能低下があるため両側に弱くなるはずです

 

 

まとめ

・体幹とは、実は繊細なものでした。
・体幹を弱めてしまう方法を知ることで、筋力強化だけでなく、正しい体づくりを手助けしてくれるかもしれません。
・固定部位を作ることは、コアを弱くすること→別部位の過剰運動による、コアを含む他部位への悪循環を引き起こします。
・この悪循環は、関節障害や動作障害を増加させるリスクをもたらす可能性があるため、トレー二ングや運動指導を行うときは要注意です。

※特定の固定部位を作らないためにも、体の柔軟さ、関節の動きやすさ、筋の適度な緊張があることは、運動を行いやすくするためのポイントになりそう💡

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