セラピスト向け

エコーの基礎-用語編-

はじめに

エコーの基礎を学んで、実践できるようにしていきましょう💡
エコーシリーズ:用語編です☺

エコーの基礎【用語編】

①プローブ

・プローブの片側には突起(ポッチ)があり、画像ではポッチ側にアルファベッドが表示されています

※日本では、縦断像と横断像を以下のように描出するのが一般的になります。

①縦断像
画面右側に遠位側(末梢側)
画面左側に近位側(中枢側)
②横断像
検者から見て右側にある構造物を画面右側
検者から見て左側にある構造物を画面左側

つまり💡プローブの当て方は以下の通りになります!

①縦断像:ポッチを遠位側にして当てる

②横断像:ポッチを右側にして当てる

※この表示方法はあくまでも原則であり、重要なのは病態が理解できる画像を描出することであるため、場合によっては方向にこだわらずに撮像・描出することも必要です。

 

②プローブの種類

・扇型にスキャンする先端の小さなセクター型、直線的なリニア型、凸型のコンベックス型があります
・基本的にリニア型を使います

 

③短軸・長軸

・短軸 = 横断像(水平断)
・筋組織に対して、交わるようにプローブをあてます

・長軸 = 縦断像(矢状断)
・筋繊維に対して、沿うようにプローブをあてます

 

④高エコー・低エコー

・高エコー(白く映る)
・白く映る組織(硬い組織)
⇒骨、腱、靭帯、筋周膜・筋膜、神経周膜

※骨より深部は映りません

※ブドウの房のように映ります

・低エコー(黒く映る)
・黒く映る組織(柔らかい組織)
⇒筋、血管

※筋膜(オレンジ)、筋周膜(緑)は高エコーとして映ります

まとめ

①プローブにはポッチがあり、横断像ではポッチを右側、縦断像ではポッチを遠位側にする。
②横断像は短軸、縦断像は長軸と言われる。
③高エコーは硬い組織、低エコーは柔らかい組織を映す。
※各組織の映り方は、実践編で詳しく説明します。

次回は、実践編になります。

【エコーシリーズ】

1)なぜ私たち理学療法士にエコーが必要か?
2)エコーの基礎-用語編-

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